全作品解説

【フェルメール】赤い帽子の女の絵画の作者は?【決定版】

vermeer

【赤い帽子の女】は赤い帽子が印象的な女性像の作品で、作者は【牛乳を注ぐ女】【真珠の耳飾りの少女】などで有名なヨハネス・フェルメールです。

しかし、この作品はしばしばフェルメール以外の人物が書いたのではないかと議論が交わされる作品で、真贋は現在も定かではありません。

この記事では、【赤い帽子の女】について解説しています!

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1.作品の概要

基本データ

◎ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵(アメリカ・ワシントン)

◎1665〜1666年ごろの作品

◎油彩・板

◎22.8cm×18cm

大きな赤い帽子をかぶった女性がふと振り返った瞬間の作品で、その中性的な顔立ちや帽子の形が非常に個性的です。

フェルメールの他の女性像とは大きく印象が異なり、いまだ本物か偽物かの議論がつきません。

その論点の一つは、フェルメール作品にしばしば登場する椅子の飾りの向きが逆であることです。

ライオンの頭部は、本来座っている女性の方を向いていなければなりません。

本来フェルメールの作品は、【手紙を書く女】のように女性の方を向いています。

2.作品の見どころ・解説

赤い帽子の女の解説

男性に見えなくもないどこか謎めいた表情の女性が、こちらの存在に気がついたかのように、ふと顔を向けた一瞬を捉えたスナップショット的な作品です。

顔は大部分が広いつばのある赤い帽子の影となっているため、左頬から口元にかける強い光があたる部分との対比が鮮明で、見る者に強い印象を与えます。

3.作品は真作?贋作?

マウリッツ美術館のフェルメール展

所蔵館の学芸員でありフェルメール研究の第一人者でもあるウィーロックをはじめとした研究者が真作(本物)としています。

1665〜1667年頃の作品で、つまり【絵画芸術】と同じ頃の制作でありますが、同じ画家が同時期にこれほどまでに異なる作品を描くものか疑問が残ります。

しかし、1996年に23点ものフェルメール作品を集めたマウリッツハイス美術館で開催された《フェルメール展》のチケットにはこの作品が使用されました。

またこの作品は、2018年10月5日〜2019年2月3日まで東京・上野の森美術館で開催された《フェルメール展》にも出品されました。

4.おわりに

この記事では、【赤い帽子の女】の見どころ・解説・背景などをまとめました。

この作品が本物かどうかの議論は未だつきませんが、本物ではないにせよ、この作品の作者がフェルメールに多大な影響を受けていたことは間違いないですね。

下記では、他にもフェルメール作品(全37作品)を一覧にしてまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。

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