フェルメールと同時代に生きた画家たち
フェルメールはオランダの小都市デルフトで17世紀半ばに活躍しました。
また、同じ時代のオランダには、フェルメールと同じく活躍した画家がたくさんいます。
フェルメールと同じ時代に活躍した画家の代表といえばレンブラントですよね!
この記事では、フェルメールが生きた時代と活躍した画家たちについてまとめていますので、参考にしてください。
フェルメールが生きた時代
【牛乳を注ぐ女】や【真珠の耳飾りの少女】で有名なヨハネス・フェルメールは「光の魔術師」とも呼ばれる画家であり、オランダのデルフト地方に住んでいました。
フェルメールが描いた作品は静謐で柔らかな光が注ぐような作品が多かったのですが、その時代のオランダは、フェルメール作品とは真逆の激動に満ちた時代でした。
17世紀オランダでは、画家になろうとする者はおよそ6年の修行をしました。
修行は顔料の準備、カンヴァスの張り方といった下ごしらえから始め、デッサンや、構図、彩色といった実制作へと進んでいきます。
たいていの若者は、基本をマスターすると、最後の1、2年は師を代えてさらに研鑽を積んだり、腕が高い場合は、助手として師の工房制作の一翼を担ったりしました。
自分の作品に署名を入れ、注文を取り、販売できるようになるのは、聖ルカ教会と呼ばれる画家連合に登録して以降のことです。
フェルメールもまた聖ルカ教会に入り、画家として活動していくようになっていきます。
ちなみに、フェルメールの師匠はいまだにわかっていません。。
同時代に生きたオランダの画家
フェルメールが生きた時代、オランダでは、フェルメールと同じく多くの画家が活躍していました。
この記事では、そんなフェルメールと共に生きたオランダで活躍した8人の画家について紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
フェルメールとレンブラント
フェルメールの生きた17世紀オランダの絵画は、経済的繁栄を背景に、バブル時代を迎えていました。
当時オランダを訪れた外国人は、絵画が一般市民の間に広がっていることに驚いたと言われています。
絵の注文主は力をつけた市民だったので、絵画の主題も市民が愛し、理解しやすい親しみやすい身近なものが選ばれました。
風俗画、静物画、風景画など様々なジャンルの絵画があったこの時代に、ぜひ押さえておきたい画家がレンブラントです。
フェルメールとレンブラントは西洋絵画を語る上でどちらもとても重要な画家です。
この2人の作品、作風には共通点が多く、またその中で2人の作風の違いを探すのも面白いです。
17世紀オランダの代表的な画家で当時から名が高かったレンブラントと、同じ17世紀オランダで没後評価が高まってきたフェルメール。
この2人の描いた作品の共通点と違いは作品を見比べてみるとよくわかるかもしれません。
下記の記事では、そんな2人の作風を同じ主題やモチーフを切り口に具体的に作品を対比させてまとめましたのでぜひご覧ください。
おわりに
この記事では、フェルメールの生きた時代と同じ時代に生きた画家についてまとめました。
下記では、フェルメールの全37点の作品を一覧にしてまとめていますので、ぜひコチラもあわせて参考にしてください。